【映画】雨の午後の降霊祭

日曜日、定例の友人宅でDVDを鑑賞した。
1964年イギリス、ブライアン・フォーブス監督作品。
後年、黒沢清が『降霊 KOUREI』としてリメイクしているそうだ。

日曜日に降霊会を営む狂気の妻と気が弱い平凡な旦那という熟年夫婦のサスペンス。

"降霊師として有名になりたいと願う妻は嫌がる旦那に身代金誘拐事件の計画を持ちかけ実行させる。妻の目的は身代金ではなく、降霊会で誘拐した娘の居場所と身代金の在処を言い当て有名になることにあった。日曜日の降霊会に誘拐された娘を見つけるために母親が現れ、またとない機会を得たことに妻は驚喜する。"

モノクロの映像がとても美しい作品。この気弱な旦那を演じているリチャード・アッテンボローの演技が最高に良い。時々垣間見える妻の狂気に彼は翻弄され続ける。略取の実行や身代金の受取に不本意ながら駆り出されて行く男の姿には妻への愛の表れなのか、どこか悲哀を感じさせる。サスペンスにありがちな途中退屈とも言えようか(寝てたなぁ)、クライマックスは息をのむ良い演出。最後のセリフに男の懐を見た。

yuji at 2006 11/29 05:30:15

【映画】父親たちの星条旗

制作が発表されてから今年もっとも楽しみにしていた映画。

父親たちの星条旗を先月見てきた。硫黄島の戦いをアメリカ側と日本側の双方から描く二つの映画を巨匠クリント・イーストウッドが描いている。『父親たちの星条旗』はアメリカ側を描いた作品。

激闘の硫黄島でローゼンタールがピューリッツァー賞を受賞することとなる、一枚の写真、擂鉢山の頂上に旗を立てている写真(下から二番目)は、本国アメリカの民衆を熱狂させ、アメリカを勝利に導くものと確信させる。

硫黄島の戦いから凱旋させられた、旗を立てている"写真の中"の「海兵隊員たち=英雄たち」は、歓迎の花火と民衆たちの熱烈な歓喜の渦を、大砲の鳴り響く地獄の戦場とオーバーラップさせる。戦場の出来事のすべてを知る、若き海兵隊員の苦悩ははかり知れない。一枚の写真が巻き起こした全米におよぶプロパガンダは、戦争の"原理と政治"の矛盾の中でますます英雄たちの心を苦しめて行く。

ローゼンタールのかの写真は人を引きつけてやまない。圧倒的なエネルギーを持ったもの。一度見たものは誰もが記憶にとどめる。とても強い写真である。写真が放つ魅力は時に成立のプロセスとは無関係なのだ。

戦争と政治について、写真とプロパガンダについて、そして国のために戦うということについて。いろいろな尺度において考えさせられる、実に良い映画だった。苦しいけど見てもらいたい。

yuji at 2006 11/23 02:28:09

【旅日記】空港にて

先月のタイ旅行でのこと。9年のブランクからタイの発展を目の当たりにしました。

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国際空港は、長年利用されたドンムアン国際空港からスワンナプーム国際空港に変わったばかりでした。







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真新しい空港の安全を掌る衛兵と勇ましいシェパード達。








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勇ましいシェパード達。








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あれ、び、ビーグルが混じってる。。。

yuji at 2006 11/22 11:28:33

【日記】27を迎える

plane.jpg 今日はシェフを志す友人に呼び出された。彼にはいつも何かと迷惑を掛けている。グアムに行くのでガイドブックを貸してほしいそうだ。去年グアムのガイドブックの執筆の時もずいぶん手伝ってもらった。久々に一緒に食事をすることになった。池袋の"シャレオツ"なイタリアンに入る。いろんなレストランを巡るのも、シェフ修行の一環だそうだ。
 きっちりガイドブックは忘れてやった。ここのところ頭の中のビョーキが本物なんじゃないかとかなり心配だ。電話のやり取りで明日僕が27を迎えることにやっと気がついた。今日が11月8日であることまでは分かってたのに。昨日の朝まで今週が誕生日だと覚えてたのに。あぁ呼吸しているだけで何もかも忘れさせてくれるこの世界。忘れてしまっているということを忘れてしまっている。本当にひどい。27を迎えるにあたっては高い目標と心構えと深呼吸が必要と常々信じてた。その修行のための26年と364日があるのだと。頭の住人のおかげで18から変わらなかった信念を突如今日脱ぎ捨て、裸で清水の舞台から飛び降りていたようだ、怪我ひとつなく。27の明日の自分は、きっと26の今日の自分と何も変わらないだろう。迷信を信じていた自分のことも忘れてしまうんだろうね。友人は価格には目もくれず料理の勉強のために前菜からメインまで頼み上げる。世の中にはこういう人種もいるのだとただただ感心する。同い年。金融や人材会社勤めが合わず、会社を辞めて料理学校に通いながら、イタリアンレストランでバイトの日々だそうだ。ようやく夢と向き合っている姿は本当に素敵なもんだ。言葉に迷いがない。金を貯めてイタリアに行く。
 たまにしか会わないけど肌が合う。居心地が良い時間。メインは鹿肉にフルーツを添えた赤ワインのソース。フルーツの酸味が肉と絶妙。よく通りがかる道にこんなレストランがあるというのは、なにかの小説みたい。ドルチェは赤ワインの香りが豊かなシロップに漬けられていた洋梨のタルト。祝福されながら迎える誕生日を実感する。粋な仲間たちが僕の身の回りには常にいてくれる。あと一時間で27歳。身構えるまでもないか。

ということで27歳のこの一年もどうかよろしくお願いします。

yuji at 2006 11/08 23:02:44

【写真】Apertureのトライアルが出た

デジカメとメディアが高性能・高容量化したことで撮影の障壁がなくなりRawデータを取り扱う機会が増えてきた。

ソフト環境は長らくお粗末なままで、大量の写真データを扱うものにとって撮影後、重たい写真ファイルのセレクト作業や色調補正といった作業は本当にストレスの種でした。

それを解決する写真のポストプロダクションツール、Apple Aperture(Mac版のみ)の使い勝手がかなり気になっていたけど先日の日本語版登場に続いてついにtrial版がリリース。30日間無料で使えます。

写真をやっているMac環境の方はお試しあれ。

先に試したAdobeのLight Room日本語版の使い心地はベータ版ながらかなり良かった。こと、たくさんの写真の色調を揃える作業などにおいては、目から鱗というか、脅威のパフォーマンスを体感しました。

いずれにしてもAperture Trialの登場でようやく両方をじっくり比較して選ぶ環境が整ったのは本当にありがたい。もうカメラメーカー純正のraw現像ソフトを使う時代ではなくなったよなぁ。

yuji at 2006 11/04 22:38:46

【旅日記】写真で綴るタイ旅行/食べ物

タイはおいしい。

thai_foods01.jpg thai_foods02.jpg thai_foods06.jpg

写真を並べて旅を振り返っただけで、タイ料理が懐かしく、また遊びに行きたくなってくる。

おんなじような料理一皿で
安い屋台では10B=30円。
高い店では100B=300円。

物価の感覚がおかしくなってくる。

30円のお店はタライだけで食器を洗ってる。
多少、頭のスイッチを切る必要があるだろう。見ない努力も必要だろう。

一皿300円の店に入ったのに注文の度にウエイターが隣の安い屋台へと消えてゆく。
この日もむしられたらしい。本当に面白い国です。

yuji at 2006 11/01 00:49:24

【映画】リンダリンダリンダ

映画『リンダリンダリンダ』を鑑賞。

学園祭『ひいらぎ祭』を巡る軽音楽部の女子高生たちの物語。

かつて高校時代に僕も軽音楽部(フリーミュージック部という名前でしたが)に籍を置いて
ユニコーンやジュディーアンドマリーのコピーバンドをしていた日々を思い出す。
僕の通っていた高校も『ひいらぎ祭』だったからとってももどかしい。あの頃が懐かしい。
己の体験の焼き直しであるかのよう。
あの頃は毎日ギターを持って親父の会社の地下会議室でまじめに一人練習してた。

高校生のチンケなプライドやいさかいも、あの日々だったからできたこと。
映画を見て思う。おわっちまったのだと。否、今を一生懸命生きよう。

今の高校生には未来に見てほしい。かつての高校生は今見てほしい。

yuji at 2006 10/30 11:31:16

【日記】無事帰郷。

バンコクより26日に戻り、そのまま田舎日記のため千葉九十九里入り。
無事農業体験イベントを終えて昨晩帰京。十日ぶりに自宅に戻りました。

本日より通常業務に戻ります。
メール等の返信が大変遅れましたことをお詫び申し上げます。

現在To Doリストを作りながら溜まった仕事を整理しております。
今しばらくお待ち願います。

yuji at 2006 10/30 11:25:04