ポラロイド社のインスタントフィルム販売終了のニュースが入った。
倒産を乗り越えて製品を供給し続けてきたポラロイドがインスタントフィルムの製造を打ち切る。
コニカミノルタの写真製品やコダクローム国内販売終了など、銀塩ファンにとって悲しいニュースが続く中、遠からず来るであろうと思っていたニュースが現実のものとなった。いやはや。
抗えぬ時代の流れとはいえ、すべてのフィルムが一度に販売が終わることに驚く。特に8×10サイズ以上のインスタントフィルムなどはポラロイドのみが作ってきた製品。パテントの問題や需要の低下もあるので今後取って代わるものが出てくることはないだろう。ポラロイドという会社は芸術への造詣も深く、多くの芸術家を育み、ポラロイドフィルムによる芸術作品を生んできた。ポラの大判インスタントフィルムに魅せられているカメラマンも身近に多い。
インスタントフィルムの優れた即時性は広告制作の現場などでも撮影内容の確認のために珍重されてきた。非常にコストが高いなどの欠点と即時性という最大の利点は、カメラのデジタル化によって取って変わった。撮影後2分の現像時間は今となっては即時性と呼べるものでは全くなくなってしまった。
国内はフジフィルムが供給出来るのだけれど、パテントの都合、海外では販売しておらず、欧米ではどう需要を解消するのだろう。
とにかく悲しいという他にない。今後唯一インスタントフィルムの供給出来る、フジには頑張ってもらいたい。